2014年に入って、これまでの自動車メーカーやカーナビメーカーだけでなく、 スマホOSベンダーまでも自動車の情報機器の分野に進出してきました。 そこで、スマホアプリベンダーとして気になる実際の使い勝手や発展性を検証してみました。
私が調べたところ、スマホOSに関連するプラットフォームには以下のものがありました。
サービス名 | 発表時期 | ベンダー | 思想 |
---|---|---|---|
AndroidAuto | 2014年6月 | スマホの機能をクルマで活用 | |
CarPlay | 2014年3月 | Apple | スマホの機能をクルマで活用 |
(Windows Embedded Automotive 7) | 2010年10月(CEとして以前から提供あり) | Microsoft | 車載機器用OS 組み込み用なので毛色が違う |
Windows Automotiveはそれ自体に多くの機能を載せる使い方が想定されており、 AndroidAutoやCarPlayとはアプローチが異なります。 今回はスマホ資産を活用するAndroidAutoとCarPlayを深堀りしました。
デバイスはサードパーティとしてパイオニアが一歩リードしている印象です。 日本では今のところAndroidAutoに対応したデバイスは提供されていません。
メーカー | 型番 | 発売地域 | AndroidAutoの対応 | CarPlayの対応 |
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パイオニア | AVIC-8100NEXなどNEXシリーズ | 北米 | ◯ | ◯ |
パイオニア | AVH-X8700BT、AVIC-F77DABなど | ヨーロッパ | ◯ | ◯ |
パイオニア | SPH-DA700 | 日本 | ✕ | ◯ |
アルパイン | iLX-007 / 700 | 北米、イギリス | ✕ | ◯ |
フェラーリ | 純正 | ✕ | ◯ | |
ヒュンダイ | 純正 | ◯ | ✕ |
パイオニア製北米向けの製品です。AndroidAuto、CarPlayの両方に対応しています。 安定化電源をつなぎCarPlayを起動させてみました。
iOSっぽいアイコンが並んでいます。 無事に起動したようです。
次にAndroidAutoを起動させてみました。
どうやら、簡単には使えないようです。 日本ではAndroidAutoは非対応とアナウンスされており、何かしらの情報を元に判定しているようです。
実際に自動車に搭載して使ってみます。