Car telematics

カーナビ + スマホの未来

By Hiroshi Takemoto 15 October 2015
カーナビ + スマホの未来

2014年に入って、これまでの自動車メーカーやカーナビメーカーだけでなく、 スマホOSベンダーまでも自動車の情報機器の分野に進出してきました。 そこで、スマホアプリベンダーとして気になる実際の使い勝手や発展性を検証してみました。

プラットフォーム

私が調べたところ、スマホOSに関連するプラットフォームには以下のものがありました。

サービス名    発表時期 ベンダー     思想
AndroidAuto 2014年6月 Google       スマホの機能をクルマで活用      
CarPlay 2014年3月                 Apple    スマホの機能をクルマで活用     
(Windows Embedded Automotive 7) 2010年10月(CEとして以前から提供あり)   Microsoft  車載機器用OS 組み込み用なので毛色が違う

Windows Automotiveはそれ自体に多くの機能を載せる使い方が想定されており、 AndroidAutoやCarPlayとはアプローチが異なります。 今回はスマホ資産を活用するAndroidAutoとCarPlayを深堀りしました。

デバイス

デバイスはサードパーティとしてパイオニアが一歩リードしている印象です。 日本では今のところAndroidAutoに対応したデバイスは提供されていません。

メーカー 型番 発売地域     AndroidAutoの対応 CarPlayの対応
パイオニア     AVIC-8100NEXなどNEXシリーズ 北米
パイオニア     AVH-X8700BT、AVIC-F77DABなど ヨーロッパ
パイオニア     SPH-DA700 日本     ✕
アルパイン     iLX-007 / 700 北米、イギリス  ✕
フェラーリ     純正         ✕
ヒュンダイ     純正         ◯

AVIC-8100NEXを買いました

パイオニア製北米向けの製品です。AndroidAuto、CarPlayの両方に対応しています。 安定化電源をつなぎCarPlayを起動させてみました。

デスクでCarPlay起動

iOSっぽいアイコンが並んでいます。 無事に起動したようです。

次にAndroidAutoを起動させてみました。

デスクでAndroidAuto起動

どうやら、簡単には使えないようです。 日本ではAndroidAutoは非対応とアナウンスされており、何かしらの情報を元に判定しているようです。

次回

実際に自動車に搭載して使ってみます。